第2話 スウェーデン

    ***訂正***


   前話(第1話)で作者の執筆ミスがありました。


 最後の数行はデンマーク・コペンハーゲンのレストランでの日本人との会話でなく、スウェーデン・ストックホルムでの会話でした。お詫びとともに削除いたします。  2023年 4月 7日 17:45 訂正済み


    ********


 スウェーデンにやって来ました。無事ストックホルムに到着。

 デンマーク最後の地・エルノシアという町からスウェーデンにフェリーで渡ったが、汽車ごとフェリーに積み込まれるとは知らなくていささか驚いた。8時間に及ぶ汽車の旅は最後にはうんざり。

 それにしてもガイドブックにある通りスェーデン人は不愛想だ。駅の両替コーナーの太ったおばさんといい、宿泊案内のおねえちゃんといい…、親切はともかく、愛想にはお金はかからないんだけどなあ。

 宿泊料180スウェーデン・クローネはちょっと高過ぎ。


 翌朝、宿泊先を替えることにした。早速ガイドブックと市内地図を頼りに探し当てたYMCAは宿泊設備がなく、ビルの中にあったペンションは個人のアパートの部屋みたいだったが、応対してくれた老婦人に ”Can I stay here ?" と尋ねたところ、変な笑顔で "No." と一言のみ。ここはほんとにペンションだったのか? 住んでる人の姓がペンションなのでは? 未だに謎のままである。

 再び駅の宿泊案内で紹介していただいた宿は共同シャワー付きで100スウェーデン・クローネとまともである。最初からここを紹介してくれれば良いのに。


 午後からストックホルムの街を歩いてみる。王宮の後、ガムラスタンの旧市街を歩いてみたがカナダのモントリオールの旧市街のときのような感慨深さは感じなかったが、いかにも北欧らしい玩具などが売られていて何か楽しかった。

 夕食を日本料理店で食べたが、ウェイターの日本人は日本を離れて8年、ストックホルムに来て2年になるそうだ。味噌汁をサービスしてくれた上、勘定もまけてくれた。彼の話によるとスウェーデンは税金はかなり高いそうだ。でもそれに見合うだけのことは国がしてくれている。だから自分はこの国が好きだ…ということだった。自分の住んでる国が好きなのは良いことだ。

 夕食後再び、ガムラスタンを歩いてみた。夜の方が美しいようだ。必ずしも良いとは言えないかもしれないが。


 翌朝は雪が舞った。風も強く1日中寒かった。ユールゴールデン島へゆっくり歩いて行ってみた。期待していたスカンセンは全然つまらぬものだった。伝統の家屋やら古い道具を各地から集めているようであるが、何か古い建造物は見えるがドアーがロックされており中に入れない。もしや休館日なのか。

 対して、ヴァーサ号博物館はとても興味深いものだった。330年の間海底に眠り、よくこれだけ船体が持ち堪えられたものだ。船体引き揚げ時の写真も展示されており楽しく観察できた。


 翌日再度ガムラスタンを歩き、何か骨とう品がないか探して回った。いろんなのがあったが購入するに至らず。天気が良く写真を撮りたかったがチャンスを逃してしまった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る