弐拾 二歳の盗〇
【水】属性の中級魔法に 【
【
【
中級というだけあり【
ちなみに、初回で繋いでみた各コップ間で魔力的なパスは繋がっていないようだ。
魔力による接続を必要としないのであれば、物理も然ることながら、遮蔽結界のような魔力的な遮蔽をも透過して使用できる。 感知を避け、かつ隠匿も可能と私にとっては一石二鳥だ。
今回は眼球を生成している【
自然な眼球の動作は【
親機は別個【
取り急ぎ、網膜や眼軸への負荷も無く、視力に悪影響は無さそうである。
『【水】の魔法総覧』に同様の魔法が無かったので、今回開発した魔法の呼称はそれぞれ以下とする。
【水眼】……【
【水膜鏡】……【
ついでに【水眼】の眼球前面部分の構造をいじってズーム機能も実装できた。
これは【水膜鏡】にもそのまま転用し、思いがけず有効視野の拡充が実現した。
余談だが、人体で最も紫外線を吸収しやすい部分がまさに目である。
紫外線はドーパミンやビタミンDの体内生成など良い側面もあるが、皮膚病のリスクだけでなく疲労の原因物質でもある。 また、日常的な曝露の蓄積は早期の視力低下や慢性の視覚障害に関連するというデータもある。
必要十分な日光浴ができる現状において、特に目においては敢えて紫外線を吸収するメリットはない。
物のついでなので【水膜鏡】には強力なUVカット機能も盛り込んでおいた。
いや魔法ちょっとハイテクすぎん?
捗りすぎて際限がなくなってしまいそうだ。
聴覚の方は構造が簡単な分スムーズに構築できた。
対となる二つの【
【
【露耳】……【
ついでと言ってはなんだが、盗撮盗聴ツールが自前で生成から消失までやりたい放題になったので、遮蔽結界コーティングで隠匿した【水眼】と【露耳】を屋敷の至る所に飛ばして遊んでみた。
あかん、愉しすぎる。
とりあえず今日の収穫は、屋敷の使用人同士でよろしくヤっているカップルを数組見つけたことだ。
明日見かけたら「ゆうべはお楽しみでしたね」とでも言ってやろうかしら。
……なんて、趣味悪いな。 愉しくてテンションが変だわ。 やめとこやめとこ。
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