第三十二篇 テーマ「自衛隊」 ジャンル「サスペンス」
繰り返されるテロによって崩壊寸前の国。
その政府は、特殊部隊を設立し、テロの検知及び鎮圧のための研究を進めていた。
ある日、事件は起きた。
国内最大の都市で、人質を取ったテロリストグループが自衛隊基地へ侵入してきたのだ。
目的は、研究所にある最新開発のテロ対策機器ブループロトコルの強奪だった。
研究員たちは、自衛隊員に協力を求めたが、彼らもまた、過去に起きた失敗のトラウマから、やや消極的な対応を取っていた。
身の危険を感じた研究員たちは、自ら脱出してしまった。
しかし、その研究員たちが、観察していた1人の自衛官の行動に興味を示す。
彼は、自らの無謀さを恥じ、深い反省をしていた。
彼は、グループの足止めに成功し、研究員たちを救出した。
最後に残ったテロリストたちは、彼の行動に圧倒され、降参するしかなかった。
彼は、自分は単なる一兵士にすぎないが、だからこそ、できる限りのことをすると決意した。
研究員たちは、彼に敬意を表した。
事件後、国は彼を英雄と呼んだが、彼は敬虔な軍人として、自らが持つ限界を再確認し、これからも精進し続ける決意をした。
【続けて質問した影響か珍しく前の
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