18日目「調和級数が発散することの証明」
調和級数が発散することを証明してみた。
第一の証明
Kroneckerの補題を用いる。
Kronekerの補題
b_n>0、b_nは単調非減少で、lim(n→∞)b_n=∞を満たすとする。このとき、lim(n→∞)Σ(k=0→n)a_k/b_kが収束すれば、lim(n→∞)1/b_n Σ(k=0→n)a_k=0
証明はしないでおく(現在書き途中の話で書く)
これで、a_n=1、b_n=n+1とする。このとき、lim(n→∞)Σ(k=0→n)1/(k+1)が収束するとする。これを満たせば、lim(n→∞)1/(n+1) Σ(k=0→n)1=0がわかる。しかしこれは0=1を意味しているので、矛盾する。
第二の証明
1+1/2>1/2+1/2、1/3+1/4>1/4+1/4、1/5+1/6+1/7+1/8>1/8+1/8+1/8+1/8......がわかる。一般的にすると、1/(2^n+1)+1/(2^n+2)+......+1/(2^n+k)+......1/(2^n+2^n-1)+1/2^(n+1)≧2^n 1/2^(n+1)=1/2。
これを利用することで、Σ(k=1→2^p)1/k=1+Σ(k=2→2^p)≧1+p/2を満たしていることがわかる。p=[log2 r]と置くと、Σ(k=1→r)1/k≧1+[log2 r]/2を満たしている。r→∞で右辺は発散するので、左辺も発散する。
第三の証明
Σ(k=1→n)1/k≧∫(1→n+1)dx/xがグラフを書くことでわかるから、左辺を積分することで、Σ(k=1→n)1/k≧log(1+n)が導けて、n→∞で左辺が発散することがわかる。
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