「地獄のデビル・トラック」(1986)







『地獄のデビル・トラック:Maximum Overdrive』


短篇小説「トラック」:「深夜勤務」扶桑社ミステリー文庫。


スティーブン・キング自ら監督・脚本で映画化(1986)


クリス・トムソン監督「トラックス」リメイク(1997)



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地球の極近くを彗星が通過した。


その影響から

地球上にある全ての電子機器及び、それで制御された機械が暴走。

人類に向けて攻撃を始める。


アメリカの田舎町。

ドライブインとガソリンスタンドに取り残された人々。

彼らに襲い来る車たち。

人類存亡を掛けた激闘が始まる。


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笑いと恐怖は紙一重。

公開当時から『巨匠のポンコツ映画』として名を馳せた

B級名作映画『地獄のデビル・トラック』。

スティーブン・キング自身も出演したりと、

かなりノリノリな映画ですが・・・

たぶんスティーブン・キング好みの仕上がりで、

撮影中は さぞかし楽しかったであろうと推察される。

80年代の、B級映画は

一つの様式美とも言える雰囲気で

そこが魅力の1つでもあり。



『役者としてのスティーブン・キング』

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330655304598410/episodes/16817330656103635799


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スティーブン・キングの息子であり、

ベストセラー作家でもあるジョー・ヒル。


『地獄のデビル・トラック』リブートの機会を提供してくれたら、

監督・脚本としてその企画に秒で飛びつく!


と、熱望しているのだとか。


インタビューへの

リップサービス的なジョークかと思いきや・・・

結構マジ話、に思える。


「地獄のデビル・トラック」リブートを熱望する理由として

近年、自動運転の自動車が増加していること。


『自動運転の自動車の暴走は、

彗星ではなく、

コンピュータウイルスにより簡単に引き起こすことができる。

誰もがテスラの巨大な電動トラック「セミ」が走っているのを

知っているじゃないか!

それらの大型自動車がみんなを一掃する、なんて素晴らしい』



スティーブン・キングの『地獄のデビル・トラック』では

ポップなデザインのインパクトあるトラックが印象的だった。


もしジョー・ヒルの『地獄のデビル・トラック』が実現したら、

テスラの巨大な電動トラック「セミ」が襲ってくることに!


移動するビルのような「セミ」が大量に襲ってくる姿は

それだけで恐怖を感じるに違いない。


実現することを楽しみにしたい。




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