クトゥルフ神話を愛するスティーブン・キングへの愛を暑苦しく叫びたい

スティーブン・キングの見る『未来』

スティーブン・キングの『ザ・スタンド』が

まるで新型コロナ（COVID-19）を予言したと

一時期　大騒ぎになったことがあった。

小説の中でも、いきなり始まる高致死率の疫病。

人々の動揺と動向は

現実の新型コロナ（COVID-19）の現場でも

非常に類似点は多い。

罹患（りかん）した後、日常生活に戻った人々には

後遺症に悩まされている人がとても多い。

人によって後遺症の症状も様々。

その中の症状のひとつに

『ブレインフォグ』と呼ばれるものがある。

先日、カクヨム内で交流のある方が

罹患（りかん）後、仕事復帰も果たされた。

ただ『ブレインフォグ』に悩まされていると聞き、

これは･･･と思いコメントしてみた。

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全てが真っ白な霧の中。

立ち尽くし、

先程まで確かにあった、

日常生活を手探りする。

そんな感覚・認識で

全て判断していかなくてはいけない。

『ブレインフォグ』の症状は

まるで『ミスト』を彷彿とさせる状態。

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映画『ミスト』の世界は

『ザ・スタンド』の疫病に

罹患（りかん）しながらも

生き延びた人々が抱えた

後遺症の表現にも思えてくる。

『ミスト』の劇中。

霧の中に時折見える異形のモノ。

襲ってくる怪物たち（クリーチャー）。

あれは現実世界の

新型コロナ（COVID-19）の名残？

ラストシーンの軍隊は

さしずめワクチンだろうか。

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古の時代から純粋な創作物が、

未來視のようになった作品は

数多い。

スティーブン・キングは予言者ではないし、

『ミスト』の登場人物にいた

狂信的な中年女性的な思考でもない。

起こって欲しくない方向の

生々しい恐怖の世界を描いただけだ。

ただ･･･

可能性の一つとして

『ザ・スタンド』『ミスト』を

連動して考えると、

意外と腑に落ちる。

そこが怖くもある。

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