枝豆
目が覚めると
枝豆が鼻先に乗っていた。
昨夜
コタツでうたた寝してしまい
そのまま寝入ってしまった。
そして朝。
目覚め時に
枝豆。
視界に
ぼんやりとした
「毛の生えた緑」
正確には枝豆の皮だった。
ぺたり。
茹でられた枝豆。
「なんやこれ」
なんとなく予想はついているのだ。
ゆっくり起き上がると
腹の上にハムスターが座っていた。
幸せそうな顔で
枝豆を食べるハムスター。
大きな仔は
上手に袋から豆を取り出す。
ちびっ仔たちは
受け取った豆を
ケンカもせずに仲良く分け合う。
起こそうと
顔の上に
豆を出した皮を
せっせと運ぶ仔。
予想通りの光景だった。
加えるなら
腹の上のハムスターの数が
想像したより多かった。
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