ときめくマッチョ



巨大ハムスター。


若く可愛い看護師さんに

巨体と見事なマッチョボディーを褒められる。


「すごいわねー

 鍛えたの?

 男の仔だね、かっこいい!

 なにかあったら

 私も守って貰えるかしら」


シャキーン!


背筋を伸ばし、

看護師さんからカッコよく見える

ポーズを決める!


シャキーン!


「すごーい!

 強そうー!」


シャキーン!

キラーン!


はしゃぐ看護師さんに

頬袋から落花生を取り出し


バキリ!

バキリ!


看護師さんに

中身をプレゼントした。


「ええええ!

 くれるの?!」


どうぞどうぞ。


「ありがとう。

 今 仕事中だから

 休み時間に食べるね」


若く可愛い看護師さんは

本気で喜んでくれた。


巨大ハムスターにも

丁寧だ。




巨体と

鍛えたマッチョボディは

彼の自慢だった。


ぐったり風だったので

病院に来たはずなのに・・・


ときめきは

彼に活力を与えたか!








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