電線の地中化

 震災時の停電問題を受けて、電線の地中化が最近また少し注目されています。実は仕事場の建物が面する大通り…名前は福岡の人にしか分からないと思いますが…高宮通りは結構地中化されてます。仕事場の前には電線がありません。


 しかし電柱は所々に立ってるんです。なんで電線が無いのに電柱があるのか?信号をつけるためのものもありますが、その多くは変圧器の為に立っている感じです。通常電線を地中化する場合、変圧器は歩道などにボックスで設置されます。しかしそれが足りないのか電柱に変圧器だけがついているんです。


 この変圧器、実は各電力会社で仕様がまちまちらしくて、市場原理が働かないんだそうです。そのコスト高が全国で電線の地中化が進まない一つの要因にもなっているようです。本当に仏作って魂入れずですね。まぁそれは置いておいて…


 電線の無い道路にあるのは電柱だけではりません。照明用のポールもあれば、ショップの看板(これは敷地内ですが)等、意識してみると色んなものが立ってます。このあたりを統一規格にして、色や形を合わせたらいいんじゃないかなと思いました。更に少しは形状もデザイン的に工夫して…特に変圧器のカバーの形や色なんかはあんなグレーのゴミ箱みたいなものからちょっとは考え直したら、街の景観はぐっと良くなるんじゃないでしょうか?そもそも電線は無いのに電柱はあるってちょっとしたコントみたいです。なんでも九州電力の変圧器のボックスは全国で一番小さいらしいですね。でもそれで容量が足りなくて電柱立てるとかどうなんでしょう?


 また話が横道にそれてしまいました。電柱や照明ポールのデザインを合わせるみたいな話はどこにすればいいんでしょうね?電力会社にするのも違うと思いますし…国土交通省?経済産業省?まぁどうせ聞いちゃもらえないんでしょうけど…。政治家の先生方がそんな所に考えが及ぶとも思えませんし、票にならないことはしないでしょうね。


 まず最初にメーカーが作って、各自治体に営業をかけて採用を促す?うーん開発費を自腹で出すのはリスクが大きいですね。世論…高まら無さそう。世論が高まらないって事は世間が欲していないんですかね?であれば結局日本には今みたいな電柱と電線がお似合いなのかもしれません。


 エヴァンゲリオンとか、岩井俊二氏の映像なんかではかっこ良いんですけどね…。

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