多世界解釈

 ネットで見た動画の中で、とある宇宙物理学者がなぜ多世界解釈を支持するに至ったかという話で、「この世界があまりにもうまく出来過ぎているから」と言ってました。この世界には色々な物理法則があります。原理は分かっていなくても実験で確かめられたりしています。しかしその機序がほんのちょっと違っているだけで、全くこの世界が成立しなくなったりするんだそうです。


 たまたまできたにしては、この宇宙は上手く出来過ぎている…たくさん生まれた宇宙の中の、たまたま一つがこうなっていて、たまたま我々がそこにいるという事であれば納得できるみたいな話でした。


 私は東京から福岡に移住してきましたが、まだ移住したての頃家族でキャンプに行くために大分自動車道を走ってました。途中にあるサービスエリアに休憩に立ち寄ったんですが、そこで大学の同級生の家族と偶然ばったり出会いました。


 大学は東京だったので、福岡に来てから偶然同級生に出くわすなんて事はそれまでありませんでした。いや、今の所このとき以外はまだありません。それも大分自動車道の、数あるサービスエリアやパーキングエリアで、たまたまその日の同じ時間…休憩時間なんて十分くらいなものです。そんな偶然は確率的にあり得ないと思います。小説でもそんなエピソードは書きません。


 しかしそれだけでなく、今までにも確率論では語れないような出来事は色々とありました。一体どうなっているんでしょうね?宇宙の成り立ちに比べれば小さな話ですが、我々は何か重要なものを見落としているか、気づいていないんじゃないでしょうか?それが分かった時に宇宙の謎も少しだけ解けるような予感がしています。


 因みに平行宇宙がいくつ存在しようが、互いに全く干渉する事ができないのならばそれはあってもなくてもどうでもいいような気がしますが、他の宇宙とぶつかった痕跡を探したりもしているようです。今の所それは観測できていないらしいですけどね…。


 もし見つかってしまったら…ワクワクというより、ちょっと怖いような感じもします。

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