脳がバグった

 世間では三連休でしたが、大学の非常勤講師で三連勤でした。遠方から来る先生方もいらっしゃって、初日と二日目の夜は飲みでした。で、三日目の午前中に異変が起きました。目が見えないんです。


 正確に言うと見えてはいるんですが、その情報が脳内で処理しきれない感じです。結構長い事生きてきましたが、人生で初の体験でした。最初は霞目みたいなものかとも思ったんですが、片眼で見ても変わりません。左右のどちらでも一緒です。これは目の方ではなくて、脳がバグを起こしているんだなと思うに至りました。


 どうにも対処のしようがないので、様子見するしかありません。幸い昼ご飯を食べ終わる頃にはすっかり症状は治まってくれましたが、結構な恐怖でした。もしかしたらこのまま目が見えなくなるのかもしれないなと思いました。


 脳に負荷をかけすぎると、その機能が落ちてしまうブレインフォグという現象があるみたいですが、その一種なのかなと思いました。特に思考が鈍ったという感覚は無くて、視力…というか物を見て認識するという機能に関してだけ集中的にその能力が下がった感じでした。


 脳は怖いですね。物忘れは激しくなりましたが、まだ痴呆と言える段階までは来ていないと思います。しかしそのうちそうなって行くんでしょう。老眼や関節痛、腰痛など完全に体は耐用年数を超えてきているような気がします。個人的には人体の設計耐用年数は50年位じゃないかと思ってます。

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