告別式
身内に不幸があって宮崎に来ています。『出立ての膳』という食事が終わって、告別式まではまだ時間があるので、これを書いています。
『出立ての膳』というのは私も初めて経験するんですが、故人を送り出す前に、最後に故人と共に家族で食事をとるという習慣の様です。地方によって葬儀の習慣は結構違いがありますが、宮崎ではそうなっているようです。
出た食事は精進料理だったんですが、実は宮崎は仏教徒と同じくらい神道の方も多いんです。今回は浄土真宗となりましたが、神道の場合精進料理という考え方は無いようです。神道は元々が縄文時代から続く、日本固有の宗教なので狩猟民族に49日肉を食べるなという教えにはならないでしょうね。
ご焼香の様式から、法要の作法、仏壇を置く向きなど宗派によって実にまちまちです。精進落としなどは、本当はご逝去して49日の間は故人が極楽浄土に行くように願って、親族は49日間は肉食を避け、あけたところで食べるのが本当らしいです。しかし今そんな事をしている方はあまりいないでしょう。
私は特定の宗教を信仰しているという事はないです。世間的には無宗教という事になると思いますが、無神論者とはちょっと違うような気もします。思想としては仏教や神道が近いかなと思ってます。
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