応援コメント

応急危険度判定」への応援コメント

  • 十三岡繁さま

    こんにちは。

    なるほど、応急危険度判定というのですね。覚えておきます。トリアージと同じく、大災害のあとに速やかに行わねばならないことですね。

    先日の近況ノートでも拝見いたしましたが、

    「現在の耐震基準は、一度の大地震を受けても建物が倒壊して中の人命が失われないようにする事を目的としています。なので一度被災してしまうとダメージが蓄積して余震で倒壊する可能性が残ります」

    という事実を知って、驚き、そして納得しました。

    どこかで線引きしなければならず、その線がどこに引かれているかを知ることは重要ですね。自分のレベルを「みんな」に押し広げる気はありませんが、でも、耐震基準が変わってから建築された建物だから(そこそこの規模の地震なら何回来ても)安全、と考えている人は多いと思います。ダメージの蓄積に思い至る人は少ないかな、と。

    専門家が草の根レベルで知識を広げていくということには意義があると思います。

    作者からの返信

    おはようございます。コメントありがとうございます^^

    生物の凄いところは、自己修復機能だと思います。建築には基本的にそれがありません。外部から修復の手を入れない限り、法隆寺でさえ無事ではいられなかったでしょう。

    ただ最近の研究では長寿命で知られるローマ時代のコンクリートには、水分と反応しての自己修復機能がある事が分かってきました。

    現在複数回の地震に対しての一番有効な抵抗手段としては、制振より免震となっています。耐えるのではなく逃げるのです。地震が本体に伝わらなければその影響は受けません。そうして免震部材だけを入れ替える事も可能です。

    実は昔の日本建築は既にこの免震という考え方が出来ていました。今度古い寺社仏閣などを見てみてください。基礎になる石の上に、単に柱が乗っかているだけです。地震時は石の上を柱が滑る事で免震になっているんです。

    科学技術は前に進んでいるだけでは無いんですよね。