ソード・ワールド ２．５環境における流派について考えてみる

プロセルシア編

・クーハイケン強竜操法

　強さ２　　独自性３

面白さ３　　拡張性４

対GM２　　親和性４

　　　総合１８

守りをメインにした騎乗術流派、竜以外でも適用可。

回避強化、防護点強化の全力攻撃、上昇値控えめの代わりに防護点の上がる全力攻撃。

1つ目は、C+になるかわりに回避を+……まぁ普通。

で、２つめと3つ目。どちらもまぁまぁ優秀……特別、弱いわけではないのだが……。

しいて言えば、3つ目は全力攻撃を安心して使える。抵抗関係はそのままなため、魔法やブレス系の体制を整えた上でならいいか。

・ウォーディアル流竜騎神槍

　強さ４　　独自性５

面白さ４　　拡張性１

対GM１　　親和性３

　　　総合１８

正真正銘、飛竜で戦う流派。クーハイケンの上位版といったところか。

いつもの牽制下位互換、エラッタどころか封印……と２つほどどうしょうもないが、それでも残った最後の1つが神。

防護点を犠牲に、トランブルの巻き込まれ判定に補正をかける。

……勝ったな。

スピア＆飛行騎獣限定になるが、最悪飛行はドルイドでなんとかなるので気にする必要はない。今こそ、目の前の有象無象を吹き飛ばす時がやってきたのだ。

トランブル無双は面白い、ただＧＭからのヘイトはすさまじいものになると思われる……そこだけは十分に注意されたし。一人突っ込んで孤立したＰＣがタコ殴りにされる世界もあるかもしれない。

・ギルツ屠竜輝剛拳

　強さ２　　独自性５

面白さ４　　拡張性２

対GM４　　親和性２

　　　総合１９

対竜騎士用の格闘技、4部位以上は確定していそうな敵にようやったもんだ。

飛行に当たりやすい牽制、カウンター強化、特殊な鎧貫き……拳でドラゴンを打ち落とす気満々な特技構成。

牽制攻撃は、飛ぶ相手に当てやすいがＣ+が残る……しいて言えば格闘ならばなんでも可、しっぽや牙などに使ってみるのも手か。

カウンター強化は、相手にダメージバフが乗っていた場合そのバフの分だけダメージが上がる……シンプルに強いが、この流派習得者がいる場合ダメージバフを使ってこない可能性がある。

最後に鎧貫きは複数部位専用。クリティカル+が残る代わりに、クリティカル発生時にはそのダメージが半減、その半減した数値が別の部位へと行く……変幻自在とファストアクション併用で最大9部位にダメージを入れることができる、とても面白い技。

……と、色々紹介したが中々に効果が限定的。

そのため強さは２、また拡張性や親和性も通常のグラップラー技能として扱い２。

3つ目は本当に運勝負としてGMと遊べるため、ちょっと楽しみ期待で４。

なお、流派装備は竜に対して挑発効果がある。GMもそれを意識してもいいかもしれない。

・ガドハイ狩猟術

　強さ３　　独自性４

面白さ２　　拡張性３

対GM２　　親和性４

　　　総合１７

動物を狩る、ハンター的技能。

基本的に動物/幻獣にのみ効果がある特技を持っており

残りHPの半分与えたら即死、弱点追加、足跡追跡判定にボーナス

と逃がす気を全く感じさせない特技構成。

また、流派アイテムで手持ちの強力トラップがありこちらは色々な敵の動きを封じ込める（ドラゴン対策か4部位まで効く）。

特別に強さは無いが、シューターや探索技能で使用可能な特技で誰でも無理なく所持できる。ただ、普通に狩りの技術ということであまりキャラの味付けの足しになるかは微妙。