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  •  利根川工事を指揮した伊奈忠次。
     多くの方がコメントしていますが、利根川の東遷は江戸、関東の発展の大前提となった大工事で、関宿城(から随分離れたスーパー堤防の上に立ってる、元の関宿城御三階櫓と似てない)博物館に、見ているだけで口から魂が抜けそうな偉業を実感できます。
     その構想は関東の水運や印旛沼・手賀沼干拓や千葉行の運河(浅間山噴火で頓挫しました)等に引き継がれたそうで、もし実現していたらと思うと無念を感じます。

     伊奈氏の居城、赤山陣屋には何度か(糖尿病対策で)長距離を歩いて行きました。
     陣屋と言いながら土塁と自然の高低差を利用した防衛構想は、寛永大坂城にも匹敵する規模だったとか。

     思わず地元所縁の偉人の物語に接し、とても嬉しく思いました。
     素晴らしい短編小説を有難うございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    実は玉川兄弟の恩恵を受けた地域に住んでいたのですが、じゃあ逆に伊奈忠次の方は何をしたんだろうというへそ曲がりの精神で(笑)、こちらの話を書かせていただきました。

    利根川東遷を始めとする一連の事業、wikipediaの記事を見るだけで、私も魂が抜けそうです^^;
    関東の開拓は、食糧から兵力、そして防衛という面でかなり気合の入った事業だったのでしょうが、それでもこんなに歳月と金銭と、そして何より人が費やされてきたのだなぁと、ただただ頭が下がる思いです。

    伊奈氏の居城、そういう「作り方」だったんですね。
    私は不勉強でロケハンをしないで書いているもので、そういう話を聞くと、フムフムと感心する想いです^^;

    拙作をお楽しみいただけたようで幸いです。
    そして、こちらこそ、いわゆる「江戸」のエリアに生きているので、御作を拝見して、「おお!」という想いを味合わせてもらっています^^;

    ありがとうございました!

  • 拝読致しました。
    未開の荒野を開拓する、歴史に埋もれた有名無名な技術者のうちの一人の物語、面白かったです!
    こういう人達の努力が積み重なって、町は拓かれて行くと思うと、拝みながら読まなくてはならない気持ちに(人- )+
    鍬焼きもいいですね!
    あんな泥にまみれた農具で料理するんかい……! と思ったりもしましたが、それでもきっと大騒ぎしながら祭りのように野郎飯をしたのかな、とか想像すると、なんとも楽しそうで美味しそうで。
    面白かったです。ありがとうございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    武蔵野賞がまた開かれると信じて(笑)、書きました。
    しかしもう歴史ネタが無い無いと歎いていたら、このお方を発見しました^^;
    発見というと失礼ですけど、実際、あまり知らなかったので、調べていくうちに、「おお!」と思わされましたので^^;

    開拓って、重要な仕事で、積み重ねが大事ですけど、小説的な出来事が無いので(無いからこそ成功しているので)、その辺が苦心のしどころでした。
    鍬焼きイベントもそのひとつです(笑)
    鍬自体は洗ってから使っていると思いますが、きっと野趣あふれる、バーベキュー的なノリの料理かと^^;
    伊奈さんの得意料理、というのは私の創作なんで、実際の伊奈さんはおにぎりを食べていたと思います^^;
    ……またグルメ料理コンテスト、やりませんかしら(笑)

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • いいなあ、水路に賭ける男の姿。
    ひさしぶりに、しっかりした時代作品を読ませていただき、堪能させていただきしました。
    さすが四谷軒さま
    とても素晴らしい作品でした。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    これ実は次の武蔵野文学賞に向けて書いたお話なんですよ^^;
    個人的には思い入れのある賞なんで、力入れて書きました。
    なので、「いいなあ」や「しっかりした」といったお言葉をいただくと、嬉しくなります♪

    ありがとうございました!

  •  歴史に詳しくないので、忠次さんの事は知りませんでした。でも玉川兄弟の大先輩なのですねぇ。

     中国では井戸の水を飲む時に、掘った人にお礼を言うといいます。東京の人たちは彼らに何回でもお礼を言わなければなりませんね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    私も実はあんまり忠次さんのこと、知りませんでした(笑)
    でも、江戸――関東の人たちにとっては、食や水を豊かにしてくれた人、ということは知っていましたので、この機会に調べて、書いてみました^^;

    中国ではそんな慣わしがあるのですね。
    ちなみに、伊奈さんのことを記念して、町の名を「伊奈町」としたところがあります。
    やっぱり、その慣わしと同じスタンスで、「お礼」として名付けたんだと思います。

    ありがとうございました。

  • 地に足の着いた地道な人々の物語はとても好きで、ジーンときました。
    自然の風景が目に浮かぶ描写が美しくて、泥臭さとの対比がまた素晴らしいと感じました。

    作者からの返信

    まずはコメント付きレビュー、ありがとうございます。
    治水、そしてそれに携わった人たちの凄さを強調した、名レビューだと思います!
    また、作中で使った「埋火」、「始まりをいくつ数えた」というワードを使っていただいたのが嬉しいです。
    あとは、枕草子の一節からの連想、あとは飯テロ(笑)。
    この辺は私の想像で書いた部分ですので、そこに着目していただくと、「やった♪」という気分になります^^;

    応援コメントもありがとうございます。
    何というか、治水のような、大事だけど地道なことって、あまりお話にしにくいところがあります。
    そこを苦心して描いた甲斐がありました^^;
    また、実はこの作品、角川武蔵野文学賞に応募するために書いておりまして……そのため、武蔵野の光景について気を遣ったので、そこに言及していただいて、ありがたい限りです!

    ありがとうございました。

  • 利根川の人ですね。
    こういう地味な人にスポットを当てる作品は好みです。
    機会がありましたら、他の人も是非に。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    こういうマイナーな人を扱えるのが、ウェブ小説の強み(?)ですよね^^;
    他の人も、やれたらやりたいと思っております!

    ありがとうございました。

  • はじめまして。
    玉川兄弟については子供の頃に学びましたが、伊奈忠次はその大先輩にあたる人なんですね。
    この人が粘り強く治水工事を続けてくれたおかげで、後の江戸の発展に繋がった。
    そう考えると、東京に住む者としては頭が上がりません。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    私も小学生の頃、玉川兄弟のことを学びました。
    道徳か社会で、自らの財産をなげうって、治水に尽くした、という感じで。

    伊奈忠次は、どちらかというと、今でいう埼玉方面で開拓や治水に取り組んだ人なので、東京の方では、あまり伝えられていないかもしれません(昔は同じ武蔵国でしたけど^^;)。
    それでも、おっしゃるとおり、伊奈忠次という先達がいたおかげで、開拓や治水の「偉大さ」みたいなものが伝わり、後につづく、玉川兄弟たちの「道」を拓いたと思います。

    ありがとうございました。

  • この方の名前は知らなかったのですが、私も小学生の時、郷土の偉人として治水関係の人について学習しました。
    文学作品から着想を得るとは、風流な方だったんですね!
    鍬焼きを奢るなど、労働者を労る気持ちのある人だからこそ、大事業を為し遂げられたのでしょうね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    伊奈忠次は、地方の偉人という感じの人ですね^^;
    治水の人だと、どうしてもその地方とセットで伝えられるため、全国的にはあまり知られていない感じになってしまうと思います。

    あと、枕草子と鍬焼きについては、私の創作です^^;
    枕草子は山ぎわ→火で測量というイメージを喚起するために、鍬焼きは、またグルメコンテストが開かれないかなぁと期待して(笑)
    でも、伊奈忠次が人々に慕われていたのは史実で、今もなお、埼玉県伊奈町として、その名を伝えられております。

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     伊奈忠次さんで枕草子?▽?
     と思いきや……

     やまぎわのあかりから、まさかの解決法を導くという展開に、愕然としました。
     よく考えつかれましたね。圧倒されました。
     面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    火で測量するというのは、アニメ一休さんでも出て来ていて、昔の治水工事で使われた手段のようなのです。
    そこを、何とか読者様の脳内にイメージしやすくなる方法はないかと考えた結果、枕草子でした(笑)
    お褒めいただき、恐縮です^^;

    ありがとうございました!

  • 伊奈忠次さん。
    彼が居なかったら江戸の発展はなかったかもしれないですね。
    徳川幕府の民政面はこの方に負う部分が大きいと思います。

    このお題で治水工事の話をもってくるとは思いませんでした。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    伊奈さんはいつか書いてみようと思っておりましたので、この機会を捉えて、書かせていただきました。
    武蔵野文学賞を見すえて、字数少な目でネタも治水に絞ったかたちになりましたが、今思えばもっと家康と絡ませても良かったのかも、と思います^^;
    また、治水でこのお題という点だと、玉川兄弟の方がよりふさわしかったかも。

    ありがとうございました。

  • 今も昔も治水は重要な政策ですが、昔のそれはいま以上に大変だったと思います。忠次の志を感じられる良いお話です😊

    作者からの返信

    忠次さんは三河武士の良い面を体現したような人で、粘り強く、諦めず、目の前の仕事に文句を言わずに邁進するタイプですね。
    こういう人が家康に仕えていたのは、家康にとっても関東にとってもラッキィだったと思います☆

    ありがとうございました!

  • すぐに人材を引き抜こうとするカラっとした秀吉の描写が良いアクセントになってて、主人公の人となりをより深く強調させてます。火をもって高低差を測るアイデア、とても新鮮でした☆

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    忠次が秀吉に物申したのは実話っぽいんですよね。
    で、私が読んだ資料だと、その時の秀吉はイラッとしていたみたいです(笑)
    でもそれだとおっしゃるとおり、カラッとしてないので、そこは小説ということで、人たらしをさせてしまいました☆

    火で高低差を測る、というのは、実はアニメ一休さんで出て来ておりまして、それを使わせていただきました(笑)
    調べてみると、各地の治水事業で使われていた手段みたいです^^;

    ありがとうございました。

  • コメント失礼します。
    歴史には疎くてごめんなさい。

    かつてプラタモリという番組により、家康が秀吉から江戸を任せられた際、相当な荒れ地であったと聞きました。こうやって水路を開いていったのですね。
    読んでいると、昔の光景が目に浮かんできます。さぞ、大変だったのでしょう。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    お星さまも、ありがとうございます。

    ブラタモリで、そんな回があったのですね。
    戦国の関東は、北条や上杉で争いの地と化していたので、いわゆる開拓をするほど、余裕が無かったのかもしれません。
    秀吉はその辺を見越して、荒れ地の関東を家康に渡したのかもしれません。

    しかし、家康の場合、戦国も終わりつつあるこの時期なので、人的資源を開拓に投入が可能だったのかも。
    そして、うってつけの人材として、伊奈忠次がいたことが大きいと思います。
    むろん、忠次ですら苦労したから、開拓は相当なものだったんでしょうね^^;

    昔の、いわば原野ともいうべき武蔵野の光景を描くのに気を遣いましたので、それが目に浮かんできたと言われて、嬉しかったです。

    ありがとうございました。

    編集済