夢生まれ腐育ちのわたしの話。

@knrow

はじめに

 まずはじめに皆様は、夢女子と腐女子という存在をご存知だろうか。


 恐らくは腐女子というワードは聞き慣れているとは思いますが、簡潔に言ってしまえば男性の同性愛を描いた作品を愛する女性のことを指します。


 それでは、夢女子はどうでしょうか?


 夢女子という存在はSNSが発達している昨今、有名になってきたワードです。


 主に自分自身を主人公に置き換え、好きなキャラクターと愛を育んだり、友好関係を築いたり、共に戦ったりする作品を愛する女性のことを指します。

(上記は自己投影と呼び、なかにはオリジナルキャラクターを作り主人公に据え置く固定夢主というものもあります)


 何故、最近になって夢女子というものが目につくようになってきたのかと言うと、単純な話活動の場が人目のつく場所にうつっただけ、というのが大きな理由です。


 その当時の夢界隈はサイトの検索避けが必須で、同士にしかサイトが見つからないように徹底していました。


 簡単な話、個人サイト(辺鄙な田舎)からSNS(大都会)に出てきた田舎者、という表現が一番しっくりくるのかな、と思います。


 私は十年近く、その夢女子界隈で二次創作に勤しんできました。


 しかしその当時は夢女子同士で楽しむものという暗黙の了解にも似た風潮があり、当時は四苦八苦しながらマナーサイトを穴があくまで読み込み、個人サイトを作成した苦い記憶があります。


 実はその当時は夢という界隈は、腐界隈よりも弱い立ち位置にあったんです。今では考えられませんよね、私も環境の変化にものすごく驚いたものです。と、言っても未だに夢界隈の立ち位置はあまり強いわけではありませんし、その特殊性から受け入れられない存在であることも重々承知です。


 これはそんな夢生まれだった私が腐女子になるまでに至った話をメインにし、たまに手記として裏話をしたりしたいと思います。

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