海老海峡
坊主方央
序章
三人は夢を見た。
夢に出てきた男の格好は変で、筋肉ムキムキのマッチョマンの茶髪の男だ。
彼はケラケラ笑って、自分達の目線と同じ位置に来た。
「使命を与えよう、これは吾輩とアイツのゲームじゃ。存分に楽しんで存分に苦しんでくれ」
突如として頭の中にその使命が響く。目の前にいる男の声だが、彼は口を開けていない。
「じゃがなぁ。ランダムに選んだとはいえ、普通の使命を引き当てたのぉ。興ざめにならんといいがな」
「それじゃあ後は好きにやるんじゃな」
そこで夢は終わり、三人はベットから飛び起きるだろう。
さぁ、冒険の始まりだ。
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