第400話 認証された小説書き

 第400話ですよ。第400話なりの大ネタを用意したいなぁと思ったら書くのが遅れちゃったので、普通に書きますけど(笑)

 なお、先週の進捗は5000字ぐらい。週間目標は達成してるけど、カクヨムコン向けとしてはちょっと遅延気味なのでもうひと頑張り。


 さて、当然参加はできないのですがカクヨム甲子園の中間発表をちょっとザッピングしていたら、密かに推していた作品が中間突破してました。

 私としては好きなんだけどあんまり一般ウケはしなさそうだし、星もPVも少なめなんで頑張って欲しいなぁと思いながらレビューを献上していたのです。それが中間選考を通るとはあなうれしや。作者様におめでとうございますと言うとともに、自分も頑張りたい欲が湧いてきましたね。


 リアルの方では、昨日今日と東京まで出てISO 9001の講習を受けています。ISO 9001というのは品質マネジメントシステムの規格。要するに『改善続けて、会社の顧客満足度上げてくにはこういう仕組み作っとくといいよ』な事が書いてあるのですね。で、その仕組みが出来てることを確認してもらったら認証がつく、と。

 社会人の方だと、「ああ、うちの会社も認証持ってたな」と思う方も多いかと。ウチの場合車業界の端っこにいるのでお客様から「お前の会社が認証取るのはもちろん、原材料とかも認証取ってる会社からだけ買うようにしてね」なんて要望がきて、それが実現できる程度にはメジャーな認証です。インド最南端の町工場ですら壁にISO 9001認証ってデカデカと書いてあってマジか!と驚いた記憶があります。

 私はこれまで仕組みを作って確認される方はそこそこやったのです。で、今回はそれを社内確認する側になってねという訓練のために送り出されたと。

 そして、その講習を受けながら思っていたのが、これって小説書く人にもある程度適用できるよなぁということ。元々製造業ターゲットの認証だったのですが改訂で適用範囲が広がっていて、学校とか病院でも認証取得しているところがあるぐらい。製品でもサービスでも、何かを社会に提供していて、その受け取り手からの印象を良くしていきたいと思ってる組織なら使えるものなので、小説というサービスを読んでもらって読者からの評判を上げたい作者はある程度要件を満たすのです。

 認証取得をしてもメリットはないので全部を真面目に守る必要はないのですけど、作者としての自分を改善する仕組みを作って回してみる、というのはありなのかなと思ってみたり。


 ちなみに、カクヨムでISOを検索してみたら、引っかかったのは5作だけ。2作はカメラ関係で1作は実際の規格を読み解く感じ。残り2作が関連深そう。この2作を読みながら、ちょっと考えてみようと思います。

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