第388話 ねんねんねんねんーキャラクター

 最初は「ごめんなさい」だったのです。

 娘に「ごめんなさい」って言ってみて、とうながすと、覚えきれなくて


「ごめんねんねんねんねん」


 になっていたのですね。

 で、それがカワイイとほめていたら、


「ありがとねんねんねんねん」

「おかえりねんねんねんねん」


 といろんな言葉の後に「ねんねんねんねん」をつけるようになりました。カワイイ。 語尾キャラってこんな風に生まれるものなんでしょうか。

 まあ一時のブームで、次の日にはすっかり忘れてましたけど。


 創作において特徴的な語尾をつけるのは分かりやすいキャラ立て。 しかし、なんだか安易な気がするのであまり多用するのはなぁという感じもあります。幼い感じも出てくるので、それでシリアスさを保つのも難しくなりますし。


 『魔女と聖女はすれ違う』でもキミリアは語尾を伸ばし気味な癖があるキャラとして設定しています。 が、まじめなシーンだとちょっと浮くような気がして一部カットしていたり。キャラ立てという意味では使うのを徹底したほうがいいようにも思うのですが……どっちがいいんでしょうね?

 


 娘の語尾のほうに話を戻すと、さすがに「ねん」4つは長すぎてダレる気がします。「ねん」一個だと桃鉄シリーズの貧乏神の「〇〇なのねん!」と被っちゃうので「ねんねん」ぐらいがベター?それとも、テンションで「ねん」の数が変わるとか?

 いつか私が、語尾が「ねんねん」のキャラを出してたら、ネタに詰まったんだなぁと生暖かい目で見守ってください。

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