第369話 公共事業勇者ー世界設定
もうすぐゴールデンウィーク……なんですが、仕事量がブーストモードのままでどうしたものかと。
一つの仕事に区切りをつけようと動いてると、その間に二つ仕事が舞い込むのです。げふぅ。
休日でない3日間も有給使わず出社して、遅れを取り戻す予定……できるかな?
書く方も少し進みが悪い状況です。先週は3500字しか書けてないですもんね。
元々コメディ寄りのお話ですが、クライマックス近いのでちょっと真面目寄りになってきています。……ちょっとだけね。
そんな状況ですが、脳みそが自由になる行き帰りの時間に色々考えていて、手持ちのカクヨムでは未発表の作品2つを封印しておくことにしました。
その2つの作品は、他の方のアイデアをお借りして書いた作品なんですね。
私が以前出入りしていた「ライトノベル作法研究所」というサイトには、かつて「こういう作品思いついたけど、自分じゃ書けないから誰か書いて」というアイデアを出していいという掲示板があったのです。
まあ、アイデアの方を書く人は時々いても「じゃあ書いてやるよ」と手をあげる人はいなかったんですけどね。
で、「せっかく管理人様が作ったのに全く機能していないというのもよろしくなかろう」と考えた私が2作ほど書いたのです。まあ、1作は短編でサクッと書いたのですけど、2作目を長編にしたら仕事の波が来ちゃって。
書き終われないでいるうちにアイデア掲示板の方が管理人様に消されてしまいましたというオチ。
アイデア提案者の方とはその掲示板だけでやり取りしていたので、もう「いつ、どなたのアイデアを頂いたのか」すら記憶になく。昨今の権利事情の辺りを考えるとそういう作品を自作のように掲載するわけにゃいかんなぁと。
でも、頂いたアイデアに対して私が肉付けした部分は私のオリジナルだから使いまわして構わないわけです。
そういうわけで、サルベージしたアイデアのメモ
十年に一回魔王が復活する世界。
魔王が復活すると、勇者選びが行われます。
我こそは勇者と思う候補者が集まり、腕前の確認として攻撃力を測定。
さらに、魔王を倒すまでの予算と期間を候補者に提示させます。
王様+高位貴族が腕前と予算・期間を考慮して勇者を選び、選ばれた勇者には魔王を倒せる聖剣が貸与されるというシステム。
勇者予算の一部は、勇者が直接使うことは出来ない。
何に使われるかというと、勇者の活動によって国民に不利益が出た場合の補償。
つまり、
「どうもー、勇者です」
と民家の扉を叩く勇者。
「はい、どうぞ。そこのタンスは漁っていただいて大丈夫ですよ」
民家の主に言われた通り、タンスを漁る勇者。薬草を一つ見つけて袋に入れる。
「薬草一つ、と」
「書類にサインお願いします」
薬草を一つ持って行った、という書類にサインして、民家を去る勇者。
あとは、主が王様に書類を提出すると、薬草の代金が勇者予算から支払われる仕組み。
壺を割ったりすると壺の代金も補填されます。古くなった壊れかけの壺にちょっとコインを入れて勇者に割ってもらうと、新品の壺を買い直すお金が支給されるわけで。
国民は拾い集めておいた道具とか古くなったアイテムをお金に変えることができるし、
勇者はアイテムとして使うなり、売って手持ちで使えるお金が増えるなりと相互にメリットが。
国の方も、国民の不満がある程度抑えられれば万々歳。
とまあ、こんな感じの公共事業のような感じで
「勇者が民家から勝手にものを持っていくのは泥棒じゃないの?」というRPGあるある疑問に答えるシステムを考えていました。
このままでも、短編ネタぐらいには使えるかなーと思ってます。
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