第181話 異世界異動者ーキャラクター

 9月も終わりですね。

 え、まだ1日残っているって?

 いえいえ、30日が土曜日なので、土日休みのサラリーマン的には今日が9月の最終出勤日なのです。

 そのため、今年の新人が今日で配属本決定。まあ、この2か月仮配属ってことで研修してたから今更ではあるのですけれど。

 でも賞状みたいな感じの配属通知書をもらってて、ちょっといいなと思ってしまったり。

 私の年にはそんなの無かったはず……。

 これも、配属ガチャだなんだと言われて辞められることへの対策なのかもしれません。


 4月ほどではありませんが、10月も異動が多い時期。

 配属や異動は、サラリーマンとしては結構人生への影響が大きいイベントです。

 私の会社は異動少なめなのですが、例外的に私は異動経験多め。

 異動すると新たに仕事を覚える必要があり、基本的には結構大変。

 でも、そのおかげで色んな事をちょっとずつ知ってるし、妻とも異動先で会ってるので悪い事ばかりではありません。


 違う環境に行くと、新しいネタもいろいろ見つかりますしね。

 さて、異動を創作に取り込もうとすると……

 「田中君、ちょっとユゴス支店に行ってくれないかな。戻ってきたら課長待遇だよ」

 とか? ユゴスじゃちょっと無事に戻れる自信が無いですが。

 急に変なところに飛ばされるぐらいだと、既に結構あるのでパンチが弱いか。

 むしろ私自身をネタにするのなら、あちこち異動してきて妙な経験を積んでるキャラが良いのかもしれません。

 「1年だけですがフェブリアで聖女をしていましたから、治癒魔法ぐらいは使えますよ」

 「聖女って……佐藤さん、男性ですよね」

 「ええ。あの時は大変でしたが、ベルカ・ストリートで怪盗をやってた頃に変装術を学びまして。おかげで1年間しのぎきれました」

 とかこんな感じ? 

 そもそも聖女も怪盗も業務の範囲って時点でどんな会社だよとツッコみたくなりますが。

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