第86話 偽依頼ーストーリー
冒険者や殺し屋、探偵など、創作物では結構主人公が何らかの依頼を受けて動く話があります。
頼まれ事を見事果たしてめでたしめでたし、でも良いのですが、何度もやっていると少しバリエーションをつけたくなります。
そんな時に出てくるのが、偽依頼。
依頼人が何かしらの嘘をついついて、主人公らが言われた通りに依頼を果たしてしまうと良くない結果が待ち受けているパターンですね。
『ゴルゴ13』なんかは色んなタイプの偽依頼の宝庫。依頼料をケチる、依頼人の身元や動機を誤魔化す、ゴルゴの抹殺を図る、正体を知ろうとする……色んな動機の依頼人たちがいて、皆ゴルゴに見破られて消されるところまでがお約束。
ゴルゴほど極端には行かずとも、主人公と依頼人の間での知恵比べは陰謀好きとして書いておきたいところ。
構想中の長編も、依頼を受けて動く冒険者グループの話なので、一回ぐらいは偽依頼の話を入れておきたいなと思っています。
主人公らに感情移入してもらうためにも、すぐに偽依頼だと見破れるタイプではない方が良いかな。何か怪しいけれど、告発できるほどではない。それをあえて受けた上で、依頼は依頼で進めつつ、並行して裏取りもしていくイメージ。
ちょっと複雑になってしまうので、読者を引きつけておけるかどうかがキモかもしれません。『司祭長猊下の輝かしき勝利』はそこで失敗してしまった感が強いですからねぇ……
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