第4話 沖縄の思い出と外国人判断基準
ご縁をいただいた方が沖縄在住とのことなので、沖縄での思い出を書いてみます。
と言っても関西海なし県出身なもので、沖縄には二度しか行ったことがありません。泳ぐのご好きなんで、もっと行きたいんですけどね。
さて、そのうちの二回目は結婚前の妻との旅行でした。
ホテルに荷物を下ろして、下調べした市場に行きたいという妻。二人でタクシーに乗り込み、行き先を告げた後は車内でおしゃべり……してたのですが、なんだか運転手の様子がおかしい。
信号で止まるたびにスマホをずっといじってるのです。
何してるのかなと思った私に対して、笑顔でスマホ画面を見せる運転手。そこには……
Google 翻訳のアプリにガッツリ入力された観光案内と、その英訳
「あの、すみません。私は日本人です」
妻は日本語ができないタイ人、私はタイ語ができない日本人。よって普段の会話は英語なんですね。
最初の行き先指定こそ日本語だったものの、あとは延々と英語で話してるんだから、外国人と判断されるのも仕方ない。
観光案内はありがたく日本語で拝聴しました。
この後市場でも、海鮮丼を頼んだら横に座ったおばさま方が
「醤油にわさびをといて、かけて食べるのよ」
と熱心に教えてくださいました。
コロナ前の事でしたから、中国人と思われたかな?
私は先祖代々(と言っても庶民なのでせいぜい数代しか確認できませんが)日本人ばかりの家系だし、顔も日本人的。
妻はタイ人ですが中華系の血が濃いのか、日本で何も喋らないでいると日本人と思われる顔立ちです。
それでも英語でしゃべってると、「外国人かな?」と認識されるのが日本なんだなぁと。
え、沖縄あんまり関係ない?
市場で海鮮食べたり、焼ける前の首里城みたり、離島で泳ぎまくった挙句帰りの船の流しかけたりとたっぷり楽しみましたよ。
創作的には、異邦人の判断基準として使えるかなと。異邦人を相手の言語で案内してると、案内者ごと異邦人扱いされるというシチュエーション。
異邦人扱いされた案内者がその後どうするかがネックですね。
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