人間止めて、人形になりますか?

saito sekai

超現実不可思議


家主の友人が悩んでいるので、彼は部屋に招いて話を聞いている。

「もう、玄海…いや限界だっ!」

その様子を部屋に飾ってある私が聞いている。私は内心(同音異義語なんて、今どうだっていいだろ…)


結論も出ぬままに、その悩める彼は帰ってゆく。

家主である彼が、独り言のように私に「彼、どうしたら良いと思う?まあ人形に聞いても、仕方がないか…」

そんなこと言うので、私は答えてやったのだ。


「そんなこと、聞いてどうするのですか?私は人形ですよ」  完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人間止めて、人形になりますか? saito sekai @saitosekai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ