第2話

俺は今日の予定もすでにある。


 「つ・・・付き合って欲しい?えっと何に?」


「私と恋人になって欲しい。」


!!!


 どうしよう、マジで言ってるの?


 「暇なんだよね。だから一人なのにいつも楽しそうなアンタに憧れててさ。だからアンタといれば私も楽しくなるかなって。」


圧がすごい。


 「い・いやいや、俺一人だから楽しみ方を知っているだけで、

誰かと楽しむとか分からないから」


「そんなの一緒に居ればわかるよ。」


 いや、それが見つからないから俺に告白したんだじゃないですか!


 「とりあえず、俺、絶対に思ってるほど面白い人じゃないし」


「そんなに私と付き合うの嫌?」


 「嫌ってわけでは」


 「なら、とりあえず一年付き合おう」


 いつのまにか俺の経路を塞いでいる。


 どうやら答えるしかないようだ。


 「・・・一カ月・・・どうですか。」


「短い!」


「じゃあ、3ヶ月で」


「短い!」


「・・・半年ですか?」


「まぁ、良いでしょう。」


「ありがとうございます?」

思わず感謝をしてしまったが、感謝することじゃないよな。


 「今日からよろしくね。」


「はい」



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