暇つぶしで付き合おうと言われた。〜後に一目惚れと明かされるがそれもなんだか違いそう〜

激 辛

第1話

俺ボッチであるが人生が楽しいと心から言える。


 何故なら毎日毎時間楽しいことが見つかっているから。1秒もつまらないことは無い。


 今日も授業が終わったら、すぐに帰ってゲームをする予定だ。

安全を守りながらダッシュで帰る。ダッシュで帰ると3つの徳がある。体力が増え、家で遊べる時間が増える。あと一つはダッシュすることが楽しいことだ。


 だから今日もすぐに帰る予定だった。


 授業が終わり、自転車を置いてる場所に急ぐ。


 イレギュラー発見。


 まさかの俺の自転車を盗もうとしている女子がいた。

 よく見たら、クラスで一番人気の姫宮さんだ。


とりあえず動画を回した証拠を確保した。


 「あのぉ、それ俺の自転車」


「そうだよ。」


俺がいるから触るの辞めろよ。つかわざわざ盗む為に最後の授業をサボったのかよ。


 「俺ぇ、はやく帰りたいから・・・出来れば退いてくれると嬉しいな。」


「いいよ」


「ありがとう」

 これ以上関わりたくないし、さっさと帰ろうと


 「ねぇ、アンタさ」


「おれぇ?」


「いや、アンタしか居ないでしょ。」


「何かな?」


「私、最近暇でさ。」

何?暇を潰す為の金が欲しいとか?まさかのカツアゲ?最悪なんだけど!!


 あーなんでこんな時に一万円財布に入ってるかな。


 しかも何故顔を晒す。


 「暇を潰す為にさ、私と付き合って欲しい。」


あーこれは終わった。きっとこのあとカツアゲか、ヨウキャ達にボコられるとか


 付き合って欲しい?


 

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