五年ぶりの花火大会




 吹き荒れる寒風も喉がひりつく乾燥もなんのその。五年ぶりの花火大会へ行くのに支障はなかった。心は。気温の急変化に身体はついていけなかったのだ。畳の部屋で同居人と並んで花火を待つ。来年は一緒に行こうな。同居人が前もって買ってくれていたラムネを持って言えば、余裕があればねと返って来た。






(2023.4.22)


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