だいななわ

村長「じつは悪いドラゴンに毎年生贄いけにえを求められているのです」

少女「おじいちゃん、勇者様たちにそんなことを言ったら迷惑よ」

村長「おお、しかし今年はいよいよお前の番……」

賢者(可哀想だが、ここは見捨てるしかあるまい。魔王戦の前に消耗はできない……)


勇者「わかった! ドラゴンをやっつけるよ!」

戦士「モツば抜いて、えのころンすっばい」

僧侶「神ィィィィィィイイイイイイイ!!」

賢者「何を言ってるんですか!? 魔王戦が目の前なんですよ!?」


勇者「でも、実際悪いドラゴンがいるじゃん」

賢者「……魔王以上の強敵かもしれないのですよ?」

勇者「でも、実際困ってる人がいるじゃん」

賢者「……魔王には、もっとたくさんの人が困っているんです」

勇者「でも、困ってる人がいるじゃん」

賢者「……はあ、わかりました。しかし、今度こそ無策で勝てる相手ではありません。私の指示にぜったい従ってもらいますからね!」

勇者「わかった!」


勇者は、力強くうなずいた!


戦士「モツば抜いて、えのころンすっばい」

僧侶「神ィィィィィィイイイイイイイ!!」

賢者「あなたたちもですからね!?」


勇者たちは苦戦の末、裏ボスの邪竜を討伐した!

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