36 蕩
――ありがとう。楽しかったよ。
最後に元カレがそう言い、わたしが食器を片付けに台所に向かう。刹那、振り返ったわたしの部屋の中には明るいブルーシートの川が広がり、その川面をあの映画のナレーションが揺蕩う。(了)
わたしが死んだ川 り(PN) @ritsune_hayasuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます