「めぐみ君、ちょっといい？」

「いいよ」

そんな言葉をかけながらいつものように遊びに来たかのように俺の部屋に入ってきたのは、紗耶香ちゃんだった。しかし、この日は少し違うようだ。俺の顔をまじまじと見てふむと首をかしげtかと思うと

「おねぇちゃんと何かあったの？」

「あ・・・いや・・・」

思わず目をそらした瞬間に壁ドンをされた。壁ドンと言っても、首根っこをもって壁にドンと押し付けれるやつだ。

「何をしたのよ！！おねえちゃん泣いていたわよ」

「あ・・・いや」

この壁ドンの状態から抜け出したいが、紗耶香ちゃんの首を絞める手が強くなってきた。

「めぐみさん！！答えてよ！！」

更に、紗耶香ちゃんの手に力が・・・

「う・・・」

「早く答えてよ！！」

首が閉まって、息ができない。

「どうなのよ」

い・・・意識が・・・俺は生まれて初めて意識を失った。

「あれ？」

ぐったりとしている俺を見て

「めぐみさん！！どうしたの？」

手をはなすと力なくその場に倒れ込んだ。それを見て

「きゃー！！大変！！おねぇちゃーん！！めぐみさんが！！」

ピーポーピーポー

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