1.齢8歳の子



我はその後執事に連れ慣れて長い机の端っこにポツリと座った。

アレクシス、お前は大変だったのだな。

両親は一度も合ったことがない、一人孤独に屋敷に居る。

なんともボッチだの。

だが安心せい!我が主人公をコテンパンにしてやるぞ!

執事は机に料理を並べていく。



「左から順にイシエアのステーキ、マンドラゴラのペペロンチーノ、マディーラの目...以下省略」


うむ、実に不味そうである。

我の本能がサイレンを鳴らして絶叫しておる。

アレクシス、お前よくこの環境で生き残れたな...

我ちょっとセルフナデナデしてやりたいである。

これ、下げていいかな?

でも我は空気を読めるから頑張って食うのである。

異世界転生した最初の料理、お味は...?


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