第6話
部屋は綺麗で、ベットとタンスがあった。流石トイレや洗面台は無いようだ。
空と青はベットにダイビングした。そして、俺を見て怯え混じりの恥ずかしさを出している。
「そのまま、ベットで寝て良いよ。」
歯ブラシとかも用意しないとな、
「でも、」
ベット一つしか無く、俺がベットで寝れないこと俺がいると怖くて寝れないと言いたいんだろう。
なら俺が先に床で寝れば良いだけだ。昨日から寝てないから凄く眠かった。
「おやすみ、青、空」
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少し前の夢
【タッツーやったね!一緒の大学受かった!】
【最後は決めてくれるんだよね。いつも】
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目が覚めた。二人はまだ寝ている。
昔の元の世界の夢を見た。
大学・・・まだ始まったばっかりなのにな・・・
出来れば元の世界に戻って青春を謳歌したいけど・・・可愛く寝ている子ども達を見る。それ以上にこの子達が青春を楽しめないのが嫌だ。
出来れば早いうちにこの子達に元の世界に戻って欲しい。他の子ども達と差が出たら可哀想だ。
・・・でも困った・・・戻り方が分からない。
そもそも戻る方法なんて無いのかも知れない。
せめてこの世界に学校があったらな・・・とりあえず宿の店員さんと街の人に聞いてみるか。
一旦、二度寝しよう。
子ども達が起きたときに、俺が寝ている方が安心しそうだしな。
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目が覚めた。
子ども達はベットの上でお互いを抱きしめあって俺を見ている。
「・・・あの、すいません!」
青が誤っている。
「何を誤っているんだ?」
「ベット使っちゃって。」
「あー、いいよ、いいよ。気持ちよく寝れた?」
「・・・はい、久しぶりに本当に久しぶりにぐっすり眠れました。」
「それは良かった。」
まだこの世界に来てから2日かしか経っていない。だが青の言い方的にもしかしたら元の世界で寝れない毎日だったのかも。
「朝ご飯食べに行こうか。」
「・・・はい。」
青は返事して、空は後ろに付いてくる。相変わらず仲が良くて素晴らしい。
「そうだ、忘れてた。」
「・・・何を出すか?」
「挨拶、おはよう!青、空」
「・・・おはようございます。」
「・・・おはようござ」
後半は聞き取れなかったが、空も挨拶をしてくれたようだ。
やっと空から返事を聞けた。
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