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夏の日のサイダーのような、清涼感に溢れた物語。
十代特有の純粋さと危うさをバランス良く孕んでいて、二人の関係から目が離ませんでした。
ラストのあの終わり方、私はとても好きです。
ネットで調べれば全て知ることができてしまう昨今ですが、読者が考える余地、思いを馳せる余白を残すことも、ひとつの読ませる力だと思います。
ぜひ、良い結果になりますように。
益々のご発展をお祈りしております。
作者からの返信
ラストのその後は、「あえて書かなかった」と言うのもありますが、「書けなかった」と言う方が近いかもしれません。
ですが、気に入って頂けて幸いです。
コメントありがとうございます!
編集済
6への応援コメント
はじめまして。コメント失礼致します。雲江さんのレビューを読んで拝読させて頂きました。
主人公の難しい心情を自然に捉えていて大変上手い方だと思いました。センスがいい、の方がいいでしょうか。勿論、年齢に比べてという意味でもあります。でも、全く飽きずに読めました。
ただ、ラスト、やや流れたのが残念です。大人なら、もう一歩、絶対に踏み込みます。ビターであれ、ハッピーであれ、今の雨乃さんの答えを見たかったと思いました。私には、この後、二人がどうなるのかわかりません。それが残念です。
まだ、高校生なんですね。いい作品をたくさん作って下さい。お名前は、しっかり記憶しました。また、どこかで、次作を読みたいと思いました。頑張って下さい。応援しています。
追記)お名前の漢字変換を間違えておりました。お許し下さい。
作者からの返信
真摯で率直なコメントありがたく読ませていただきました。
主人公の心情に関しては自分の体験も多少混ざっているので書けた部分も大きいかなと思います。
ラストに関しては賛否両論あると思います。
すみれがその後大人になっていく過程を描くのは私の技量では難しかったのもありますが、オープンエンドにすることで爽やかに締めたいと考えていました。
琴音さまのおっしゃるとおりもう一歩踏み込めば小説としてより奥行きが出ると思いますし、大人向けにもなると思います。いずれはそういう作品を書いてみたいとも思っているので、そのときは琴音さまのアドバイスを参考にさせていただきます!
実は本田君の視点で二人の恋のその後を描く短編を書く予定でいます。いつになるかは分かりませんが。
最後まで読んでくださって本当にうれしいです。これからも少しずつ頑張って書いていきます!
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終盤にかけての勢いに圧倒され、声を発してしまいました。これほどまでに生々しく、瑞々しい恋愛小説があるでしょうか。
性自認は男の子である女の子が、男の子に恋をするという、そのテーマに着目し、さらには見事に書き切っているのが本当に凄いと思いました。
5話の最後、すみれが、女子への嫉妬や服装のことについて葛藤した後、真仁への恋心を自覚するシーンで心を掴まれました。
僕という一人称を、すみれが自然と口に出せたところで終わるのも、好きです。あぁ、よかったと思いました。
すみれの心情を丁寧に描写していく文体、恋する高校生らしさ溢れる二人の会話が魅力的でした。
この度は受賞おめでとうございます!
作者からの返信
ありがとうございます。
私自身の思春期の悩みと、インターネットが生み出した作品です笑。
未熟な点はありますが、楽しんでいただけたなら幸いです。