第5話

昼休み、

 「春!!」


「、、、どうしたの?タッツー??」


 「今日放課後残って。」


「分かったけど、テンション高いね。」


「今日月一回の日だからね。」


ーーーーーーー

 放課後


 「あれ?タッツー以外、みんな残ってる?いつもならすぐに部活行くのに。」


「春、」


「きくちゃん!タッツー以外みんななんで残ってるの?」


「それはね、そろそろ時間だから行くよ!」


ここは音楽室?


「パン!」

後ろに役20人、まえにタッツー一人虚しくクラッカーを鳴らしてる。


 「何これ?」


「ようこそー」

後ろ人達がタッタの列になって私を囲む。


 「2ー2へ」

 クラスが一斉に言った。


 「あ、ありがとう。」


 タッツーは満足した顔をした。

「驚いた顔頂きましたー!!ってことで、!!」


 「パーティーだー!!」

  

 そうしてパーティーが始まった。

ーーーーー

 

 タッツーは音楽室でカラオケのゲーム機を持って来て熱唱している。


 「どう?春ビックリした?」


「あっきくちゃんビッッビックリしたよ!」


「でしょ、転校のお祝いのサプライズをしようってタッツーが企画したんだよ。」


「そうなんだね。」


「流石小学校と幼馴染だね。」

 うん、なんか棘のある言い方?


「ぼぇー!!」


「タッツーが、学校でカラオケしたいって言い出して、ここの音楽室を月一で借りてるんだ。みんなその時は部活サボってカラオケしてる。」


「やっぱりタッツーは楽しいことばっかり考えるね。」


「そうなんだよね、中学校から変わんないだよね。」

 えっ、もしかして


「あっ、驚いてる、、、驚いてる。そうなんだ私も幼馴染なんだ中学からのね。」

あ、あ、あ

 「私の方が幼いからアインデンティティ強いもん。」


 「私は間が開いてない。」


周りは私達のことを楽しそうに見ている。


 「どうしたの?菊池と春?」

 タッツーだけは状況を理解したくなく、剛くんに聞いている。


「とりあえず、お前は盛り上がるバトルソング歌って。」


「okーーレリーファイーー」

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