第3話

俺は教室に戻ると、やっぱり転校生は嘘じゃなかったのか。


クラス中が俺を見てる。そりゃ注目されるよね。そりゃ美少女転校先の前になる訳だし、嫉妬もかなり感じるぞ。


 「えっと、よろしくね。」


「まさか、またストレートの衝撃が強過ぎて、忘れてるの?」


「あー、朝の人だったのか」


「今更、、、!というかやっぱり覚えてない。」


「いや、確か幼馴染だっけ?」


「そうだよ!」

クラス中が更に騒つく。横にいる菊池はポカンとしている。


「えっと一応聞くけど、小学校どこ?」


「薙刀小学校!」


「あれ、俺と同じ、、、やっぱり俺が忘れているだけなのか!」


「そうだよ!桜宮 春野だよ!」


「桜宮 春野 桜宮 春野 桜宮 春、、、春、、、桜宮、、、桜、、、パンツ?、、、グハ!」

 

 「それはもう良いでしょ!!あと春って呼んで!前みたいに!」


「o、、、ok、、、呼んだこと覚えてないけど、、、よろしくね春」


.ーーーーーーー

忘れた幼馴染との思い出3


  私の名前は桜宮 春野

 名前もいいけど苗字も可愛い。その為家族以外から幼稚園の時からずっと苗字で呼ばれていた。たまに桜と呼んでくれる人はいるが、名前で呼んでくれる人は居なかった。


 「えっと、確か桜、、、パ、、、春って呼んで良いかな?」


ーーーーーーー

 授業が始まった。後ろからツンツンされている。たまに振り向くと、

 ニコッ?

 と疑問系を浮かべたような笑顔をする。

 

 完璧に誤魔化している。女の子にツンツンされるのは悪い気は全く知ないし、むしろ良いのだが、視線が嫉妬が怖い。


 そのせいで、クラス中の男子からケシカスぶつけられるし、

 後ろの原因は楽しそうに見てる。


ーーーーーーー

 菊池(友達)視点


まさか、タッツーにあんなに可愛い幼馴染が居たとは本当に驚いた。いや少し納得しているところもある。それよりも既に分かる。

 桜宮さん一切授業に集中してないで、タッツーばかり見ている。

あれは完全にアレだ、、、眩しいは、とても桜の髪が輝いているよ。


 なんか、寂しいな、、、私もあーやってツンツンしたっけ。


 私もしよ!

 こっちを見た。お前もかよって顔をしてる。

 そんか顔されるとむしろしたくなるじゃん。


 あれ桜宮さんがこっちを見た。

 そして、気合の入った顔して頻度を上げている。


 「ひゃう!」

変な声をタッツーが出した、そしてこっちを見た。まるで私は弱点知ってるよって顔。


 私も負けない。

 「ひゃー!」「ひゃー」「いやー」


「おいタッツー!」

「はい!」

ついに先生に呼ばれた。


「お前さっきから変な、声ばかりだして、」

先生は近寄って来た。

「いや。先生誤解です。見て下さいこの明らかにされたあとあるケシカス達を、あとツンツンされてくすぐったいんです。」


「知ってるよ、あー知ってる普通に見えるてからな。むしろお前は我慢して、集中して聞こうとしているから偉いと思うぞ。」


「なら何故?」


「だから、こんな状況のお前がムカつくんだろう。」


「なんでーー?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る