第330話 200円定食

カップヌードルと、60円の瓶の炭酸飲料。

カップヌードルがスーパーで128円くらいの時代。

駄菓子屋のような昔からの店で、この二つを注文。

カップヌードルは、カレーが多かった気もする。

シーフードも、既に出ていた時代だけどね。

大抵、普通の醤油味化カレー味だったな。


カップヌードルと瓶のジュースで、合計200円。

大学の学食でも、もう少し値段が張っていたっけ。

これが、高校生の頃、朝から外に出向いた日の、

昼食でした。

夜は、大丈夫。定時制高校の給食がある。


200円定食を食べて、それから、図書館へ。

勉強しつつも、職業野球の本を読みまくった。

かくして、自由の森に叩きつけるべき、

サンギョーハン = 三下り半

その文面を、しっかり練っていました。

たった三行半の文書作成のために読んだ本。

数え切れず。


200円定食で、そのための英気は養われた。

ってか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る