第188話 成長した結果・・・

 小学校入学から、ずっと同じズボンだった。

 3年生にもなったら、きつくなってきた。

 その年の担当は、短大出てすぐの保母。

 子どもらの細かいところまで正確に、

 見られていたかが、今もって疑問。

 そして4年生になって間もなく、

 もはやのっぴきならなくなる。

 さすがに、大きいズボンに、

 自分から言って、変えさせた。

 何かな、不愉快な思いが残った。

 3年間はいたズボンを、あの日は、

 思いっきり、床に何度も叩きつけた。

 なぜあのとき、そんなことをしたのか。

 なんとなく、覚えているのはいるのよね。

 言いようもない悔しさのようなものが、ね。


後に作家となった彼は、とある元職員に述べた。

短大出て間なしのネエチャンに、何ができるのか!


 しかも、毎年単位で、たらい回しときております。

 でも、大丈夫。行政並の一体性で、チーム一丸でね!

 今後はこんなことのないようにと口パク、しておこう。

・・・、ってか?

 

 

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