森そよぐ　風は秋色　家無（やなし）月

　昭和の１０月１日と言えば、これ一択でした。

国鉄の白紙ダイヤ改正。数年に一度の大事業。

　これまでのダイヤが、ガラッと変わる日。

　この日のために、ダイヤ職人は数年かけて、

　どこかにこもって、ひたすら、準備してきた。

　もっとも、今やそんなの電算化されたから、

　そんなことしなくても、よくなったけどね。

パソコンが　ちょちょいのパーで　できあがり

運用その他も　あっという間に

　さすれば、毎年だって改正できるわけね。

　もっとも今は、年度替わりの３月だけど。

　さて、あの頃の自由の森。

　特に、この日で何かは起こらない。

　ああ、また月が替わったね。

　そろそろ、第一月曜の職員会議！

　１９７８年の国鉄ダイヤ改正は、１０月２日に。

　１０月１日が、日曜だったための措置。

　この日、自由の森の子らの通う小学校の運動会。

　翌日２日、小学生は代休。

　その日も、職員会議は通常通りの予定。

　なんせ、第１月曜日ですからね。

　大体、小学生ともなれば、

　ある程度自由にさせていても大丈夫。

　どこの家庭でも、親は仕事か家事。

　ここも一応、子どもたちのおうちなの！

・・・、ってか？　

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