第132話 そろそろ、お盆。
8月10日。
そろそろ、お盆。
帰るあてのある子
短期里親に受入れられた子
そんな子たちは、自由の森を去っていく。
そうでない子は、自由の森に居続けます。
少しずつ、歯抜けのようになっていく。
職員も、交代で夏期休暇を取得します。
少しばかり、少なからず。
自由の森に、沈黙のとき。
ご先祖様が返ってくると言われる、お盆。
自由の森に、子どもたちの御先祖様は、来てくれるのか?
・・・、って、言いたくもなるよな。そりゃあ。
かくして、夏の夜は、色っぽくもないけど、過ぎていきます。
こんなところで熱いキスなんてかわす相手なんか、いねえよ。
・・・、ってか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます