養護施設「自由の森」（詩集）

第61話 そして、２か月が過ぎた。

　ともあれともあれ、何はともあれ、

　部屋替えとか担当替えとか、そんなことをして２か月が過ぎました。

・・・　・・・　・・・・・・・

　学校でも、２か月もすれば慣れてくるでしょ？

　みんなのおうちでも、そうだよね？

　あ、そうか、おうちでは、両親も兄弟もさして変わらないか。

～　死んだり、生れたりしてくれば、話は別ですがね。

　そうもなれば、普通にドラマや歌の題材になるほど。

　だけどここでは、・・・（以下略）。

・・・　・・・　・・・・・・・

　あ、れ、れ？

　そういえば、自由の森っておうち、４月に「家族」が変わっていたような気が？

　何だかびみょ～に、しかし、微妙に、ビミョウ過ぎるほどに？！

去年の家族は、今年は御近所？　

今年の御近所が、今年の家族？

な～に、気のせい、気のせい！

　そう言われてみれば、何か、そんなことあったような気もする。

　だけど、遠い昔のおはなしじゃない、はずだ。うん、そうだよ。

　この自由の森の時間間隔は、ちょっと、違うのよ。

　１年も経てば、そんなものはもう、大昔の話だよ！

・・・、ってか？