第45話 郷土の偉人のあのことばの功罪

話せばわかる まあ靴ぐらい脱いだらどうじゃ

 首相官邸の主となった郷土の偉人に、若く血気盛んな青年が怒鳴る。

靴など、どうでもよい! 問答無用! 撃て!


・・・ ・・・ ・・・・・・・


話せばわかるためには、条件もあろう。


 なめた口を散々利いてきた妻子持ちの男に、問答無用で応じた元入所児童。

 そんな元入所児童には、問答など、無用だったのである。

 都合の良いときだけ出来損ないの家庭論を述べてきた。できもせぬ理想論。

 そんな職員らの弁もまた、彼は問答無用で切捨て去った。

 今なお、問答無用で当時の関係者をばっさばっさと切捨て続けている、彼。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 かくいうちんけな妻子持ちは、ブログの別の場所で話し合いたいといった。

 彼はすでに、訴状を提出していた。

残念です。話し合えると思ったのですが。

 ↑ テメエの思っただけで仕事が成立つらしい、ちんけな妻子持ちの寝言。

 犬養のジジイの猿真似さらしとるんじゃねえ!

 小賢しい言葉と安っぽげな友人論を用いて、ゴミのような言い訳さらすな!


 ちんけな妻子持ちの下に、程なく訴状が届く。

 そいつについた三百代言にも、訴状が届いた。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 だが、彼の銃声の餌食にならなかった者もいた。

武士の情けによって。

 かの三百代言事務所の、若き弁護士2名。人呼んで、イソ弁。

 彼女、彼の2名は、武士の情けによって被告席から外された。


 訴状と切手を余分に出すのが面倒だったという話も、ある。

 それ、かのネオ青年将校にかかって、武士の情けとなった。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 彼の養護施設時代の経験のもたらしたもの

 かのちんけな妻子持ち他、クズの駆除というライフワーク。


 犬養のじいさんも、余計な言葉を遺してくれたのぅ・・・、

ってか?

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