iceの秘話

ice・ソレイユ

第1話 初めての出会い

―世界…それは、沢山の人々が暮らしている世の中…

 地球…様々な国があふれているそれぞれにそれぞれの文化がある…

 人類…それは…

  ―私が一番許せないもの―


目が覚める…それは朝、

小鳥がさえずり、空は晴れていた。


「今日は天気がいいな…」


iceが暮らす国「スィーニュ」には

屋根にはアイスクルができ、国の少し向こうにはアイスバーグができている。

そんな国「スィーニュ」では、今までくもりくらいだった。


「今日は何か良いことがあるかも…」


そう言ってベッドから出る。

寒い。でも、慣れたもんだ。

私は人並みに寒く感じない。

そういう体質…族生…種族…?なのだから……


「うーん、今日は晴れだし、少し離れにある花畑に行こうかな」


そこから、準備を始めた。


「今日の朝ご飯は…うーん…とりあえずヨーグルトといちごと牛乳でいいか。」


とりあえず、すぐにできそうな朝ごはんにした。

準備して、手をあわせて、いただく。


「いただきます。」


もちろん、すぐに食べ終えた。

だから、準備をささっとしてすぐに向かった。

外に出ると、太陽がギラギラと眩しかった。

こんな日は外にでると気持ちがいい。

でも、今日は特別。自由な時間。

花畑までゆっくり歩いていった。


花畑についたら、花の手入れをしていた。

すると、

誰かの足音がした。

振り返ってみると、そこには女の子がいた。

髪は長くて黒い。瞳は宝石のような赤色。

そして、肌は透き通るような白色。

とても可愛い女の子だった。

その子は私を見るなり、別の方へ行ってしまった。

でも、わたしは話したかった。

話すの苦手だけど、勇気を振り絞った。


「……待って!」


私はその女の子を呼び止めた。

でも、少し怖くて私はうつむいてしまった。

それでも話した。


「…あの!名前を…教えてください!!」

すると、その子は振り向いてくれた。

その子は一瞬、戸惑ったようにも見えた。

だけど、しっかり答えてくれた。


「私は望愛。あなたの名前は?」


質問したら、同じ質問を返された。

私も、おどおどしながら答えた。


「…わっ…私は、ice・ソレイユ。」


私たちはこの時、初めてであった。

もちろん、

 ーこれから起きることなんて、全く知らないままー

〜第一章〜完 〜第二章に続く〜 *****************

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