君は太陽 〜自閉スペクトラム症の息子〜

LikuHa

*はじめに*


命がけで生まれてきてくれた息子。


とても早くから、私は我が子を保育園に預けていました。


職場の人手不足で、すぐに復帰が必要だったからです。


しかし本心は、子供と離れたくない気持ちがとても強かった・・・。


保育園の先生に預け、背を向けて園を出て行くことに何年経っても慣れず罪悪感で何度も何度も涙しました。



「赤ちゃんの頃から子供を預けるなんてかわいそう。」

・・・と、両親に何度も言われてきました。


これは私の心を酷くエグる言葉。


聞くたびに吐き気がする。


でも毎日頑張っているのは息子の方。


だから何も言い返せません。


でも「子供を預けるなんて可哀想なことするなら最初から生むな!」って言葉が一番くらいました。




「離れている分、子供と一緒に過ごす時間を大切にできるね。」

「子供とずっと一緒は疲れるから、保育園に預けてるなんてうらやましいよ。」

「育児より仕事の方が楽だと思うよ。」

・・・と、友人・職場・そのほか色々な人に言われてきました。


しかし現実では、大切にしたい時間がとても短過ぎました。


”子供との大切な時間”には限りがあり、あっという間なのです。


もちろん子供とずっと一緒にいるのは大変だということは分かります。


でも、私からしたら子供と過ごせるということは本当に、本当に、幸せなこと。


とてもうらやましかったです。



育児とは本当に不思議なもので、みなさんの言う通り親も成長させられるんですよね~。



ここでは主に

 ”自閉スペクトラム症”

 ”軽度知的障害”

と診断された息子について書いていきたいと思います。



「我が子は発達障害なのではないか・・・?」

と、少しでも不安に感じているご両親の参考になればと思います。



もちろん、これから書いていく全てが”自閉スペクトラム症だからする行動”とは一概に言い切れませんので、そこのところはご了承ください。


単に私の息子の行動を書いているだけです。




そして、私の友人にも

「うちの子も気になるんだけど、発達障害って言われたら怖いから検査に行けないんだよね~。」

と言っている人が何人かいました。


・・・私も最初は受け入れられなかったので気持ちはわかります。


ですが、発達障害の診断を受けた私達親子は、その診断のおかげで前へ前へと進み続けることが出来ています。


診断以降は、息子だけでなく、私も学ぶことが多かったのでした。


発達障害なのでは?と不安になって

インターネット検索した時、本を買って読んでいた時より遥かに道が開けたのです。


こんな昔の私みたいに悩んでいるお母さんも多いと思います。


子供はお母さんが大好きだから、お母さんが悩んでいたら子供だって不安になります。


例え発達障害と診断されたって、その子はその子で何にも変わりません。


そして解決するために悩むことも必要。


でも悩みを一緒に乗り越えてくれる人達にきっと出会えるはず。


子供のために悩んだ時間や学んだ時間、正面から向き合って一緒に乗り越えた時間は、必ず将来返って来る。


そう信じてーーー・・・。


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