第2話 設定話:登場人物紹介①最上晴翔
さぁ、今回インタビューさせて頂くのはこの方、
「あっ、よろしくお願いします」
今日もセンター分けかっこいいですね。
「ありがとうございます」
どんどん質問していきますので、回答よろしくお願いします。
では前回もこの質問からしましたが、先ずは最上さんの年齢、性別、能力、御職業をお願いします。
「分かりました。29歳で男です。〈本質〉は斬るです。普通なら切れない物でもある程度切ったり、普通斬るための道具出なくてもある程度は俺が持てば斬る道具になります。職業は前回の海斗と同様、警視庁魔術特化捜査課一係です」
斬るための道具でないと言うと、例えばどういうのがありますか?
「そうですね……例えば柔らかい、まだ非力な子供でさえいとも容易く破く事の出来る脆いトランプカードでも、包丁等の刃物と同じ効力を発揮します」
成程、一歩間違えればとても危険な〈本質〉ですね。
「そうですね。〈本質〉はパッと見で危険でなさそうな能力も少なくないのですが、その能力を使いこなす、もしくは条件が合致すれば非常に危険なものになります」
だから魔術そして〈本質〉の行使は基本免許が必要なんですね。
「はい。それらの能力を使う場合、免許が必要です。ただ、車の無免許運転と同じ様に免許を持たないで〈本質〉等を行使する人もいます」
そのような犯罪の為に警視庁魔術特化捜査課。そして公安、ICOがいる訳ですね。
「そうですね。魔術特化捜査課は47都道府県にあり、東京都を中心として一係から四十七係迄あります」
皆様の活躍には本当に頭が上がりません。
では、続いては何故魔特の方に入ろうと思ったのですか?
「まだ小学生二年生の時にテレビでとある事件の中継を見ていたんですよ。その時、あぁこの人たちが俺達を守ってくれているんだなって、かっこいいなって思いました。そこからですかね」
成程、では休日等では何をしていますか?
「今、半年前前に入ってきた鏑木海斗と二人暮らしをしています。まぁ、だからといって特に二人で遊びに行くでもないし、食材の買い物に行くぐらいですかね」
では、好きな食べ物やファッション、趣味等はありますか?
「そうですね。好きな食べ物はヤンニョムチキンですかね。まぁ、海斗と暮らしてからあんまり作らなくなっていたけど」
それはどうして?
「あいつ、今日の夕飯何がいいって聞くと高確率で肉じゃがって言うんですよ。まぁ、ざっくばらんに言っちゃえば方向性の違いですね」
バンドの解散理由みたいですね。
「服は……あれ? 俺ろくな私服持っていない……だから海斗服買え服買えって五月蝿いのか……」
あれ、もしかして休日もYシャツですかね?
「そうなりますね」
服……買いましょ。
「はい」
では趣味は?
「趣味は……あれ? 俺趣味ない……だから海斗趣作れ趣味作れって五月蝿かったのか」
えっと趣味はないという事で。仕事に凄く打ち込んでらっしゃるっていうことですね。
「えっ、違いますよ。最上さん休日暇な時座禅組んでますよ」
「おい、海斗おま……どっから来た!」
まさかの先程インタビューした海斗さんが少しばかり乱入されましたが、インタビューはここで終えたいと思います。
もしかしたらまたの機会があるかもしれません。その時もまたよろしくお願いします。
「おい、海斗! 先帰ってろって言ったよなぁ、なんで残ってんだよ!」
「ごめんなさい! 最上さん! 気になったんですよ!」
えっと、ただいま最上さんによる鏑木さんへのお説教中ですね……
では皆様、これにて終わりにしたいと思います。さようなら!《ルビを入力…》
『アンブレイカブル エッセンス』設定話 025・893(おニャンコ・ヤクザ) @ehoniNnik
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