運命のツインレイシリーズPart12『天使降臨編』

星の‪りの

まえおきand プロローグ

 いつもお越しいただきありがとうございます❣️

 今度のお話は、主人公美羽が小さな女の子にタイムスリップの話をしたばかりに起きたハプニングです。


 しかし、その女の子には命懸けのタイムスリップをする理由があったのです。彼女のすれ違いの多い両親を仲良くさせることでした。

 彼女の未来の危機に、美羽と恋人裕星はどうやって助けてあげられるのか?

 彼女の両親とは? どうぞ、最後の最後までお見逃しなく❣️


 皆さまが今日も明日からも幸せな時を過ごされていますように🙏🍀*゜






 ✩.*˚プロローグ✩.*˚


 夏のライブを控えて、アイドルバンド、La mer bleueラ・メールブルーのメンバーたちは合宿所に詰めて寝泊まりしていた。時間を気にすることなく新曲の練習が出来る上、演出などの構想を話し合える時間が取れるという利点がある。


 海原裕星はバンドのボーカルとして責任ある立場にいた。光太もリーダーとして裕星を始めとしたメンバーの陸、リョウタたちをまとめる立場にあり、常に冷静沈着で、まるでメンバーの父親的役割を果たしていた。

 その大人な性格のためか、光太の女性ファンは多く、毎年『理想の結婚相手』のランキング上位に君臨していたほどだ。


 しかし、光太は理想が高いのか、あまりスキャンダルとは無縁だった。

 一度、ライブ中にヘアメイクを熱愛相手と間違われて迷惑を被ったこと以外は、光太の恋人は現れていない。

 それほど私生活にも謎が多くクールなタイプなのだ。


 しかし、光太には思いを寄せる女性がいた。今は自分の立場をわきまえ、気持ちを抑えているが、今まで近づいてきた女性たちとは全く違い、どこまでも純粋で心温かい女性、しかし決して結ばれることはない人、それが天音美羽、裕星の婚約者だ。



 裕星にとって美羽は命よりも大切な存在であることは知っている。

 しかも、二人は今将来の結婚に向けて同棲中だ。

 光太の出る幕などどこにもない。光太は自分の想いを閉じ込めたまま、二人を見守ることに徹していた。



 そんなことを知らない美羽は、何かある度に、裕星のことを一番知っている光太にいつも相談をしてくる。

 常に美羽の力になりたい光太にとっても喜ばしくも辛いことだった。


 ある日、二人の将来に危機を唱える一人の少女が現れた。

 彼女は未来から来たというが、本当の未来の二人はどうなっているのか?

 美羽と結婚したのは、裕星ではなかったのか?




 本編は、24日より一話ずつ投稿させていただきます。引き続きお読みくださると嬉しいです✨😊またどうぞよろしくお願い致します🙏






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