4日目 三毛猫に……。
妖精ぺぺは、ある山の上にある小さな神社に住んでいる。
妖精なので、ほとんどの人間には見えない。
境内に、いつも
いつも寝ているが、
「たまに 昆虫やネズミ等 を 追いかけて遊んでいる」
ぺぺはその姿がとても可愛くて大好きだ。
この日も、いつものように、三毛猫は蝶々を追いかけて遊んでいた。
三毛猫は前脚を使いながら、ジャンプしたりして蝶々を追いかけている。
すると、蝶々がぺぺの方へ飛んできた。そしてぺぺの横を通り過ぎる。
「わー!」
と見ていたら、三毛猫がぺぺを見ているのに気付いた。
「!」
ぺぺは、そこで気付いた。猫も妖精が見えるのだと。
するとなぜか三毛猫はぺぺ目がけて走ってきた。
そこからは、ぺぺと三毛猫の追いかけっこが始まったのだった。
境内に、いつも主のように1匹の野良の三毛猫がいる。
いつも寝ているが、
「たまに 妖精や昆虫、ネズミ等 を 追いかけて遊んでいる」
に、この日からぺぺの辞書が変更されたのだった。
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