第19話

窓から差し込む 眩しい光

反比例して 冷えていく体温

朝なんてもう 待たなくていいさ


さあ、始めよう

どうせ一人なんだから 今だけでも

好きにやっていけば いいだけの事


いつも心ここにあらず

ちっぽけな部屋に ようやく帰った

簡単なことさえ できない僕には

気楽な勇気が 必要なんだ


見たくなかった夢ばかりが 現実になっていくなんて

いつの間にやら 受け入れられなくなった声も

僕が僕を 守れなくなった理由なんて

一体誰が 知るもんか


今日も照らした 朝の光

目も瞑ってしまうような この景色

やってらんないぜ、鼻歌歌って

ぴんと張った その背中

少し顔上げれば 覗く青空

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