第25話 恋雫


星の国壊したままの地球儀と桜のインクを飲み干しました



恋雫君と僕との愛の手帖 夕闇桜に載せる暗鬱



桜月恋風鈴の灯火に焦がした機微に僕らは駆けない



桜時飲み干す孤独朽ちた愛 春待ち人の郵便ポスト



歳時記と桜の候に付箋貼る すべての言葉を愛でる春陽

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