私が死ねばそれでいいんだ

紙喜連

�����


私は死にたいと思う事は何度もあるが、

行動に移して死のうとした事は二度だけだ。


気が狂うような自己嫌悪に覆われて、

台所の扉をあけて包丁を自分の首と胸を目掛けて刺そうとした事と、自分の容姿に自信が無く実家のベランダは飛び降りようとしてベランダから足を跨ぎ、手を離せば落ちる瞬間までの事まではした。


死のうと思ったのは10歳頃と14歳ごろだったのを覚えている。


今でもふっと思う。


誰かに憤りを向けて、イライラした時や、ムカついてしまうなという時に「あ、私が死ねば別に終わることじゃん」って。


心から思える事ができるのだ。


何故そんな自己嫌悪に陥ってしまうのか。

自分自身でも理解しているのだが、ブスだから、デブだから……この事からどんどん全部が全部、自分のせいなんだ、自分がこんなだからと感じてしまうようになった。


この言葉で私はきっと全て嫌になって、投げ出したくなってしまうのだろう。


家族に怒られてしまった時も、「私は、兄弟の中でも一番ブスだから」こんなに可愛がられず、何するにも生半可にあしらわれるんだと思う時があった。


人に悪口を平気で言ったり、人の誹謗、陰口を平気で言う人は、目つきが悪く、口が悪いとよく聞く。それは本当だと思う。


顔は性格が現れるというので、なんとなくわる。口が悪いとはどんな事?と感じる人もいるかもしれないが、口が悪いというのは、言葉の発し方、言葉の伝え方、ニュアンスだ。


その人はその人で生きてきて、その伝え方その話し方で納得しているかもしれないが、そこで相手への伝え方、相手への話し方、相手への優しさが無いのは自己中極まりない行動なのを肝に銘じて欲しい。


貴方のその一言で相手を殺す事があるのを忘れないで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私が死ねばそれでいいんだ 紙喜連 @__neko0624

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ