第3話:家
〜家〜
「たで〜ま。」「ただいま〜。」「帰ったぜ〜。」
「おけ〜り。」
「飯もうできてんぞ〜!」
へ〜い。
家にいたのは見舞いに行ってたフーとヴァンだった。あ、いい忘れてたけど、この小説の主役は交代制です3話ずつ交代。
家につくとリビングから音楽が鳴り響いていた。BeatlesのI AM THE WALRASだった。
「どーせなら、Green Dayが良かったぜ。お前が聴くやつは古すぎる。」
「黙れ。BeatlesがいなきゃGreen Dayだって居なかったぜ。殆どのアーティストはBeatlesの影響を受けてんだ。Beatlesはロックのパーツの歯車だぜ。それが欠けちゃロックは始まっても居なかった。」
「それはいいんだけどさ、ヴァン。俺のとっといた大事な大事な大事な大事なアイスちゃんを何処にやった…?」
………
「…俺の歯車の一部になった。」
「て、てめぇぇぇぇ!!!!!」
「ぎゃはははは!そりゃいいやヴァン!俺も今度使っちゃお!」
「おいおいパクるんじゃねぇぞ、所有権は俺にあるんだ。」
「話を聞けヴァン!テメェ今度こそぶっ殺してやる!頭貸せこの野郎!」
「ちょっと逃げてくる!」
「飯ができるまでには戻ってこいよ!」
「待てやクソ野郎!!!!!」
ダダダダダダ!!!
「…とことん馬鹿だよなアイツらって。んま、そんなとこが好きなんだけどね。」
「わかる〜!俺も大好きだよ。」
「な〜んか気持ちわりぃぜフーさんにローゼズさんよぉ…」
「あれだよ、母性ってやつ。」
「ぜってぇちげぇ。」
そういやフーさんとヴァンの説明を忘れてたな。
フーさんはローゼズさんと同い年らしい。実際はもっと上かも。黒髪に赤と青のラインが入ってるオシャレな髪に、背中に丸いマークが描いてあるパーカーとクリーム色のズボンを履いてて丸くて茶色がかったサングラスを掛けている人。めっちゃ料理ができてしかも上手いマジでハズレなしだぜ。
能力はまだ俺らに見せたことがなく、いっつも肉弾戦ばっかしてる、本人いわく『とっておきだからサプライズとして使いたい』んだそうだ。使わなすぎて使い方を忘れてなきゃいいんだが。
で、もう一人のヴァンは破天荒な奴。髪型はなんか、ボサボサって感じ。黒いジャージを着ててなんか…服装は適当だな。
いっつもフランツを怒らしてる。BeatlesとかThe Rolling Stonesとかロックを創り上げたようなレジェンド達の曲ばっか聞いてる。本人いわく、『聞くたびに新たな発見がある』んだそうだ。もう発見し尽くしただろうによ。
因みに、フランツとローゼズさん、フーさんの好みの音楽を順に書いてくと、
フランツ:ラップロックとかそういうノリノリになれる、踊りたくなっちまうような曲が好き
ローゼズさん:プログレッシブ・ロックとかサイケデリックとかなんかそーいう…なんかよく分かんないようなのが好きらしい。
確かに俺も好きなのは幾つがあるが…大体あんま理解できてねぇんだよなぁ…(俺はシンプルなパンクとかのほうが好きだな)
フーさん:オルタナティブロックとかブリットポッブとかグランジとかの90年代の曲が好きらしい。俺もそのへんに好きなのが多い
個人的な別け方でさ、60sはロックの基盤が出来上がった年。
70sな前期は新たなテクニカルで独特なロックが出来上がった年で、後期は前期に反抗するようなシンプルで荒々しいようなロックが出来た年。
80sは商業的なロックが多く出来た年
。
90sは商業的じゃない、各々個性があった誰にも縛られていないロックが出来た年って感じ。
60sとか80sは適当で申し訳ないけど、大体こんな感じじゃね?海外のロックバンドすごいいいから調べてみてね!すっごいかっこいいから。あ、やべめっちゃ作者でちゃった。じゃ、
「はっ!?」
「大丈夫?なんか凄いボーッとしてたけど…」
「いや、なんか意識が乗っ取られて…」
「なに?本気で大丈夫?もしかしてシクド近くにいる!?」
「何言ってんの!?ほれ、もう飯できたから、食べるよ!」
はーい!
タデーマ…
オセーヨ!
イヤ…ナンカサ………
ワイワイ!!ガヤガヤ!!
続く!
レビューや感想など良ければ宜しくお願いします!
関係ないですけど今年のFUJI ROCKすごい楽しみです。(マジで関係ない)
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